バリの豆知識

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バリ絵画の手法と歴史

ジャラックプティ バリスターリング
純白の体に青いアイシャドウ、この美しい鳥はバリの州鳥です。
バリ舞踊には「ジャラック・プティ」というこの鳥を模した演目があります。
また、プンゴセン・スタイルと呼ばれるバリ絵画にも しばしばモチーフとして登場しています。
美しい姿がわざわいして、絶滅寸前になってしまいました。
ガムランやビーチで有名な観光地インドネシアのバリ島で、 北西部のわずかな地域に
約30羽が生き残っているのにすぎません。
主な減少の原因は、飼い鳥にするための捕獲です。
バリ人男性の優雅な趣味は、野鳥の飼育らしいのですが、 そのために絶滅の危機とは・・・。
アメリカやヨーロッパの動物園が協力して、 動物園生まれの鳥を野生に戻すため努力していますが、 結果がなかなかでないようです。 日本の動物園でも繁殖計画が立てられ、 1995年から、各地の施設で飼育が開始されました。

聖獣バロン
善の象徴として人々から尊敬される存在です。
疫病や悪を退治するとも信じられ、力強さも 感じさせるのもその為かもしれませんね。
日本の獅子舞、どこか似ています。

「レゴン・クラトン」(宮廷舞踊)
「レゴン・クラトン」は、一般に「レゴン・ダンス」と呼ばれており、 貴族の儀礼のために奉納される
10代の少女3人による「宮廷舞踊」です。
19世紀、当時の領主スカワテ王が、 瞑想中に見た「天女の舞い」を再現したのが始まりといわれています。
ガムランの神秘的な旋律にのって、色鮮やかな衣装を身にまとって踊る少女の愛らしさ、
身のこなしの柔らかさ、繊細な動き、 まさに現実を超越した魔性とエロティシズムを秘めた踊りです。

「ケチャ・ダンス」
上半身裸に腰布を着けた100人から200人の男たちが、松明を囲んで、 猿の鳴き声を模倣した
チャッ・チャッ・チャッなどの音で、込み入ったリズムの大合唱、 声のガムランとも呼ばれています。
魔王にさらわれた姫をラマ王子とサルの援軍が助けるというラマヤーナ物語が題材です。
ワルター・シュピースが演出に手を加えた物が現在の形の原型とか。

「チャロナラン」(バロン・ダンス)
聖獣バロンと魔女ランダが戦う劇に由来するもので、
一般には「バロン・ダンス」と呼ぶ方が多いかもしれません。
獅子の化身であるバロンの姿は中国や日本の獅子舞いにも似ています。
バロンの仮面はあちこちのおみやげ屋で売っています。
仮面以外でも建物のあちこちの飾りにモチーフが使われています。

ワルター・シュピース
モスクワ生まれのドイツ人、画家・音楽家。 1930年よりバリに居住。
当時のウブドの王チョゴルダ・スカワティは、 今もチャンプアンホテルの一部として残るバンガローを建て与え、
後援者としてその活動を熱心に後押ししました。
シュピースは優れた絵画を残すのみならず、 その精神性において、バリ人アーティストに多大な影響を残します。
絵画以外でもプロデューサー的な活動があり、 ケチャダンスの今日上演される形の原型はシュピースに拠ると言われています。
第2次大戦が勃発し身柄を拘束され(ドイツ軍のオランダ侵攻の為) 捕虜として
セイロンへ移送中に船が日本軍に沈められ死亡しました。


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